自民党とは何だったのか。

 自民党が衆議院選挙で負けたことを契機として、自民党とは一体どのような政党であったかを復習してみたい。故片岡鉄哉先生は次のように書いています。

 「自民党とは、吉田の『平和主義』と官僚主義を封じ込める為に、政友会の党人が考案した政党組織なのである。その旗印は、いうまでもない。憲法改正、不平等条約改正、再軍備、自主外交、占領行き過ぎ是正であった。」

 私も、これらのアジェンダには全て賛成である。また

 「では自民党のレーゾンデートルとはなにか。自民党が党として果たす機能とは何なのか。肝心要の機能とは何か。
 それは安保体制を握り、運営することである。この機能に関しては、鳩山派と吉田派が必ず一致団結して、社会党の攻撃から身を守るのである。それ以外の争点、例えば憲法については自民党は割れるがこと安保になると団結するのである。
 言葉を変えて言うと、自民党は占領の落とし子である政治3極構造を前提として成り立つ。鳩山派と吉田派が安保を守り、吉田派と社会党が憲法を守る。これで3極構造が成り立つ。」

 本来なら冷戦が終わった後で自民党の吉田派の流れを汲むものと、鳩山派の流れを汲むものが分裂すべきであった。そうすれば日本の政治はもっとすっきりしたものになったであろう。ところが自民党は権力維持の為に社会党と連立を組んでしまうのであった。

 今回、自民党は野党になったのだから、自民党の原点である憲法改正などの保守の原点に戻って欲しい。その為にも私は「分裂」することも恐れるなといいたい。ここで自民党が安倍晋三的なものと加藤紘一的なものが結びついたままだと、民主党と同じく訳の分からない政党が日本に2つ存在するだけになってしまう。そうすると永遠に政界再編が出来なくなる恐れがあるのだ。
[PR]
by masaya1967.7 | 2009-09-01 00:28
<< 鳩山論文 自民党の敗北 >>