日本の8.30革命

 ロンドン・エコノミストに次のような文章が載っていました。

 「数々の落胆の後で、日本の高貯蓄、低犯罪率、ハイテク工業、創造性を無視するのは簡単である。日本の謎は、たまに彼らは数年、数十年、時には数世紀をかけて遠回りをし、最後に創造性と再発見を爆発させるのである。政治的一枚岩を倒したら、深みのある市民の活動が解き放たれた、今回の選挙はそのようなものであったのかもしれない。それを確実にするには民主党が大胆に進むことによって可能となるだろう。」

 私は今回の選挙前にアメリカの外交官アントワープ・マクマリーの「日本人は我慢に我慢を重ねて最後に突然キレてしまう」という観察を書きましたが、同じようなことをイギリスのチャーチル首相も回顧録に書いていました。今回の衆議院選挙に対してエコノミストは彼らと同じような感想を持ったのでした。

 何故、日本人はギリギリにならないと行動を起こさないのでしょうか。やはり日本の一般大衆は保守的なのでしょう。エマニュエル・トッドは識字率が高まると人間は保守的になると語っていますが、韓国の『中央日報』は日本の非識字率は1%以下と書いていました。日本人は革命的な事はあまり好きではないみたいです。私は自社さ政権の頃に自民党に絶望しましたが、日本の民衆はそれから後も自民党に投票し続けました。そして全ての選択肢が無くなったところで民主党に投票したのでした。

 マクマリーやチャーチルがこのような日本人の態度に驚いたのには日本の真珠湾攻撃にありましたが、今回の8.30選挙と同じような特徴があります。欧米のメディアは、日本人は戦後から50年以上も続いた自民党政権を倒したのに全然熱狂的になっていないと書いていました。これは真珠湾攻撃が行われた後、いろいろな作家が日記などで「スッとした」と書いてましたが、今回の選挙にも同じような感覚があると思われます。

 今回の「真珠湾攻撃」に日本は勝てるのでしょうか。
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by masaya1967.7 | 2009-09-05 08:07
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