9/5の『朝日新聞』でパリ政治学院のジャンマリ・ブイスという人が「自民党が分裂した結果生まれただけの細川政権と全く異なり、今回の民主党には有権者によって選ばれた正統性がある。党内で左右の勢力が共存してきた経験もあり、細川政権のようには分裂しない。長期政権を担う用意ができている。一方自民党は02年の大統領選敗北後のフランス社会党のように求心力を失い、分裂するかもしれない。」と語っています。
一方今月号の『正論』で遠藤浩一氏は、次のように書いています。 「少なくとも、『戦後レジームからの脱却』を求める勢力と、『そのお陰で戦後日本がある』と嘯く勢力が共存するようでは、訴求力のある政策は提示しえまい。保守政党としての理念を確立し、政界を再編成することが第1に求められる」 麻生政権の例で言えば、マスコミなどでおもいっきり足を引っ張っていたのは加藤紘一であった。やっぱり国家観が違うとなかなか一緒にやっていくのは無理みたいだ。自民党は本来の保守政党に戻るためにやはり分裂するのはやむを得ないのではないか。 そうすればブイス氏がいうように「自民党と民主党の政策の違いは、米国の共和、民主両党の違いに似ている。経済や環境の政策、企業重視か消費者重視か、などで両者のスタンスは明確に異なる。最終的には、日本にも米国のような2大政党制が定着する」ようになるかもしれない。
by masaya1967.7
| 2009-09-06 22:39
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