日本人の性癖

 
 9/17の『朝日新聞』によれば、今回の日本の選挙をサンフランシスコ・クロニクル誌は「世界でもっとも我慢強い民主主義ついにキレた」との見出しをつけたそうです。

 チャーチルは『第2次大戦回顧録』で日本人に対して次のように書いています。

 「日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。しかし、これでは困る。反論する相手を捩じ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。すると議会は、いままで以上の要求をしろという。無理を承知で要求してみると、今度は、笑みを浮かべていた日本人はまったく別の顔になって、『これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことをいうとは、あなたは話の分からない人だ。ことここにいたっては、刺し違えるしかない』といって突っかかってくる。」

 チャーチルやマクマリーの日本に対する鋭い観察は日本の重要な歴史的事件に当てはめる事が出来そうです。

 「戦前、中国において排日、侮日運動が盛んだったのだが、最後に日本はぶち切れて満州事変を起こす。」

 「対米関係でも、度重なる経済制裁を受けて我慢していたのだが、結局ぶち切れて真珠湾攻撃を行った。」

 「自民党に対しても、日本の有権者は少しずつ不満をためこんでいて、最後は堪忍袋の緒がキレて今回の選挙結果になったのだろう」

 日本は表面的には全く変化しないように見えるが、水面下では徐々に変化していき、ある時革命的な変化に至る時がある。欧米人には、なかなか途中経過が見えないから、最後の革命的変化を見せつけられて皆びっくりするのである。
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by masaya1967.7 | 2009-09-19 16:41
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