保守派のアメリカ「恐怖」症


 私は日本の保守派が以前からアメリカの要求に対してなぜ嫌なものを拒絶できないのか不思議に思ってきました。今ではアメリカに対して異常な「恐怖心」を持っているのではないかと推察しています。

 産経ニュースの『政治デスクの斜め書き』というコラムで著者は鳩山首相が基地問題で右往左往する事に苦言をていし、もし日本がアメリカの基地問題を拒否すれば次のようになるといいます。

 「さきの大戦で日本は米国など連合軍に負けました。
 ひるがえって米国は、ベトナム戦争こそ一敗地にまみれましたが、基本的には日本と違って戦勝国のままであり続けていますし、自国の国益に反する敵対行為と判断すれば、かつての同盟国を名指しで批判もするし、制裁にも及びます。」

 このコラムの著者は基地問題を拒否する事でアメリカから「制裁」をくらうことを恐れているのです。日本は何かの国際法でも違反したのでしょうか。

 さらにこのコラムの著者はゲーツ国防長官が岡田外相に対して強硬な姿勢に出たことについて、戦後このようなアメリカから匕首をつけられた事があったでしょうかと述べて、

 「 『ハル・ノート』を思いだしました。ハル・ノートは米国のコーデル・ハル国務長官が日米開戦前夜の昭和16(1941)年11月26日、日本政府に突きつけた外交文書です。仏領インドシナ、中国からの撤退を要求する内容で、財務次官補だったハリー・ホワイトが原案を書きました。」

 日本は真珠湾の瀬戸際までおいこまれているそうです。このように日本の親米保守派はアメリカにさからうとすぐに日本に原爆が落ちてくると思っているみたいです。金正日を見習えといいたくなってくる。

 今思い起こせば、日本の1960年,70年代の左翼デモは「非武装中立」などの間違った概念を振りまきましたが、彼、彼女らには激しい「反米ナショナリズム」がありました。結果的に手段としては保守派の方が正しかったのですが、彼らは異常にアメリカに対して怯えていますので日本には「威厳」がなくなっているのです。
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by masaya1967.7 | 2009-11-16 01:22
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