アーサー・ブラウンの提言


 このブログで何回か紹介しているアーサー・ブラウン元CIA東アジア部長が基地問題で今週の『週刊朝日』に語っています。

 「06年の日米合意は自民党政権下の過去の約束だ、と鳩山首相はオバマ大統領に言えばよかったのです。現にオバマ大統領だって、前政権がポーランドと協定を結んでいたミサイル防衛迎撃基地建設の中止を今年9月、発表した。その理由は至ってシンプルで、政権のチェンジです」

 すごく納得できる内容です。鳩山首相ははっきりとこのようにオバマ大統領に言ったのだろうか、多分言っていないのだろう。さらに普天間基地について、

 「もともと米国にとって普天間は優先順位が低く、『明日普天間が無くなっても困る訳じゃない』という認識です。話し合いの余地はまだあると思っています。」

 ブラウン氏は北朝鮮の問題について、金正日は核兵器を絶対放棄しないなどと今から見ても正しい事をずっと前から主張しています。どうも彼はアイヴィー・リーグを出たアメリカの典型的なエリートではなく、CIAの叩き上げで東アジア部長の職をつかんだようである。だからアメリカのエスタブリッシュメントが日本に言いたくない事を平気で言えるのである。

 前にも主張したと思うのだが、外務省や防衛相はブラウン氏を「顧問」という肩書きで雇ったらどうだろうか。彼は基地問題などの有力な情報を日本にもたらしてくれるだろう。
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by masaya1967.7 | 2009-11-17 00:59
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