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慰安婦決議

読売新聞

 米下院外交委員会は26日午後(日本時間27日未明)、旧日本軍のいわゆる従軍慰安婦問題で日本に公式な謝罪を求める決議案の修正案を賛成39、反対2の賛成多数で採択した。

 ナンシー・ペロシ下院議長(民主党)は決議案採択後、「本会議で採択し、強いメッセージを発したい」とする声明を発表した。決議案が7月中にも本会議で採択されるのは確実な情勢となった。

 決議案の修正案は民主党のトム・ラントス外交委員長と、共和党のイリアナ・ロスレーティネン筆頭理事が提出した。安倍首相が4月の訪米時に元慰安婦へのおわびを表明したことなどを踏まえ、原案が要求した「日本国首相の公式の声明としての謝罪」を、「首相が公式な声明として謝罪すれば、これまでの声明の誠意に関し繰り返される疑問を晴らすのに役立つだろう」とやや表現を弱め、日米同盟の重要性を指摘する文章も新たに追加した。

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 予想通り、決議が通ろうとしている。これをワシントン・ポストに掲載した広告のせいにしようとする人がいるが筋違いである。これは完全に「facts(事実)」が問題ではなく、日本人が残虐であることをプロパガンダしようとする人種主義の問題であった。絶対排日移民法と似ていると以前書いた。

 ではなぜ、そんなことに日系人やハワイ選出の有色人種議員が協力しているのだろう。多分彼らは祖国アメリカに忠誠心を発揮しているつもりなのだろう。ここら辺の心理は『正論』7月号で高山正之氏が詳しく書いているので読んでもらいたい。

 日本はどのような行動をとればよいのだろうか。残念ながら排日移民法が通った時も、今回もあまり日本のとる手段はなさそうである。アメリカ嫌いが日本人に増えることは確実であろう。日本政府は日米同盟は揺るがないと答えているが、日本人がアメリカ嫌いになることで確実にその足下は揺らいでいる。

 未来のことを考えれば、2050年になるとアメリカの有色人種の数は白人よりも多くなることが予想される。セオドア・ルーズベルトは以前人種主義でアメリカは「惨憺たる結果」を招く恐れがあると言ったことがある。私も惨憺たる結果になると思っている。
by masaya1967.7 | 2007-06-27 16:26
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