ジョン・ボルトン

 北朝鮮の核問題を考える上で、気になる問題が一つある。ニューヨーク・タイムズでジョン・ボルトン前国連大使が次のように語っている。

 “This is a sad, sad day,” said John R. Bolton, the former United States ambassador to the United Nations and a leading critic of the new American negotiating stance. “I think Bush believes what Condi is telling him, that they’re going to persuade the North to give up nuclear weapons, and I don’t think that’s going to happen. I think we’ve been taken to the cleaners.”
(ブッシュ大統領はライス国務長官が北朝鮮に核を放棄させることができると言ったことを信じていると思う。私自身は全くそんなことは起こらないと思っている。)

 私はジョン・ボルトンの言っていることは正しいと思う。しかしネオコンの彼と現状認識が一緒になって問題はないのだろうか。問題大有りである。ネオコンは先のイラク戦争を見てもわかるようにアメリカの覇権を達成させるために軍事力を使うことは必要であると思っている。しかしながら日本は北の核放棄をさせるために戦争する気はあるのだろうか。私にはないし、大多数の日本人にもないだろう。今週のロンドン・エコノミストの記事ではイスラエルはイランの核開発を防ぐためには戦う気満々である。

 結局日本は北の核と共存しなくてはならないのだろうか。北朝鮮の核を放棄させるのに一つだけ可能性がある戦略がある。アメリカが将来北朝鮮の核保有を認める可能性がある場合に、そんなことをしたら日本も真剣に核武装を考えると宣言することである。そうなればアメリカや中国ももっと真剣に北の核放棄を考えるかもしれない。しかしながら日本核武装宣言も現在及び将来の日本政府にはできないだろう。

 結果的にはしばらく北の核と共存しなくてはならないようだ。
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by masaya1967.7 | 2008-06-28 00:45
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