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ヒル国務次官補

 アメリカは北朝鮮に対するテロ国家指定を解除しました。これによって北朝鮮ははれて核武装国の仲間入りを達成しました。ところでこの合意を推進したヒル国務次官補とはどういう人物でしょうか。

 ヒル次官補はアメリカの議員に対して拉致問題や日本のことなど全く気にしていないと言っていたと昨日のニュース・ステーションが報じていました。このようなアメリカと同盟を組んで意味はあるのかと考える日本人は増えていくことでしょう。

 戦前にもホーンベックという外交官がいました。鳥居民氏の『原爆を投下するまで日本を降伏させるな』から引用してみます。

 「国民政府を贔屓にして、国務省に勤務するようになってからは、日本、中国を統括する地位に長くとどまり、蒋介石の個人代表として派遣されている国民政府の高官と連絡を取り続けた。日本嫌いの彼は、日本を戦争に追い込むために絶対的な手をいくつか打った。彼は日本に対する経済封鎖を強く主張した。戦争を回避しようと望む近衛が求めたアメリカ大統領の首脳会談に強硬に反対した。そして戦争になってからは、日本の君主制度は廃止すべきだと説いた。戦後の日本が経済的混乱から社会不安を誘発しようとも、大陸の中央にあるドイツと異なり、島国の日本に限定されるから懸念する必要な無いと説いた」

 ホーンベックとヒルの思考に共通することは、日本に不利益なことを行っても日本など何もできないと完全になめていることである。このような人物が将来また現れて日本の国益を害するかもしれない。だから私はこれからも日米同盟を組んでいけば安泰だとする岡崎久彦らの意見に賛成できないのである。
by masaya1967.7 | 2008-10-14 07:15
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