2007年 09月 18日 ( 2 )

The Israel Lobbyを読む

 今話題になっている『イスラエル・ロビー』をやっと読み終わった。この本はユダヤ人のロビー組織がいかにアメリカの中東政策をゆがめているかをアメリカを代表する国際政治学者が書いたもので、大変まじめな本なのだが、途中何度も吹き出してしまった。

 例えば、ニューヨーク・タイムズのトーマス・フリードマンがイスラエルの新聞に「私は、ワシントンにあるこのオフィスから半径5ブロック以内にいる25人の名前を挙げることができる。彼らを1年半前に砂漠の島に追放していたらアメリカのイラク戦争は起こらなかっただろう」と語っている。さようにネオコンの影響力は大きかったのである。

 さてこの本の結論としては、ユダヤ系のロビー組織の力を弱めればアメリカの中東政策は合理的になるというものなのだが、少し疑問に思うところがあった。それはイスラエルの建国からの歴史がアメリカの建国の歴史によく似ているのである。アメリカ人がインディアンを駆逐して建国を果たしたように、ユダヤ人はパレスティナ人を駆逐して建国を果たした。占領地にどんどん入植をしていくというのもアメリカとイスラエルの共通点である。

 さらに、イスラエルは実際に核を保有しているのだが他の中東諸国が核を持とうとすると、それは危険だから予防戦争を行ってまで防がなくてはならないと主張する。アメリカの態度とそっくりである。このようにアメリカの生き写しのようなイスラエルに対して本当にアメリカは圧力を加えることができるのだろうか。
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by masaya1967.7 | 2007-09-18 06:04

中西輝政

  今週号の『週刊朝日』で安倍首相の外交指南役といわれた中西輝政京大教授が次のように語っています。

 「憲法改正への道筋をつけたことなど、首相は既に基本目標は達成している。後世必ず評価されるでしょう。辞任の理由は疲れたとか嫌になったとか単純なことではなく、米国の変節が最大の原因だ。米国は北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しようとしており、12日の午前にシーファー駐日大使を通じて官邸にその最終決定を伝えてきた。拉致問題解決を重要視する首相はこれでは立つ瀬が無く、直後に辞任を決意したと思われます。」

 真偽の程はわかりませんが、ありえそうな話です。このようにアメリカから露骨に裏切られ、安倍首相をサポートしてきた親米保守派はこれからもアメリカについていけと叫び続けるのでしょうか。
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by masaya1967.7 | 2007-09-18 01:15