<   2006年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧

国連決議

 北朝鮮のミサイル乱射問題で一応国連決議が通ったので、その結果を分析してみたい。

 中国は多量の食料や燃料を北朝鮮に援助しているのに関わらず、北朝鮮を説得することが出来なかった。中国は北朝鮮が崩壊することを全く望んでおらず、北朝鮮もそれを知っていて突っ張っているのである。

 さらなるミサイルテストや核実験といった北朝鮮のさらなる暴挙はあるのだろうか。今回制裁は含まれなかったがそれなりの国連決議が通ったことで北朝鮮も急に無謀なことは出来ないであろう。しかし北朝鮮は中国が今回も後方支援をしてくれたことで中国を道づれに更なる暴挙を行うことは可能である。

 アメリカは今回も中国の影響力を期待したが、思うような結果を得られなかった。6カ国協議がうまくいく前提も中国が北に何らかの影響力行使を期待してのことだから、この協議も期待できない。

 北朝鮮が更なるミサイル発射や核実験を行った場合の状態を日本は予期しなければ成らない。日本の核武装も理論上あり得るが、最低でもアメリカの核持ち込みを許可して核抑止力を確かなものにしておかなければならない。

 北朝鮮は94年のアメリカとの核合意も違反したし、日朝平壌宣言も違反したこれ以上何か約束をしても守るとは思えない。ロンドンエコノミストは北朝鮮は核武装をしてもアメリカとの合意に達したインドのようになりたいと思っているのではないかと書いているが、そんなことは日本としてはとうてい受け入れられない。北朝鮮に対しては封じ込めしかないのではないか。

 もちろん中国はそれでも北朝鮮を支えるだろう。しかしアメリカと日本を無視しておおっぴらに北朝鮮を支援できなくなったのは今回の国連決議で明らかである。中国はこれからも難しい選択を迫られるに違いない。
[PR]
by masaya1967.7 | 2006-07-17 16:02

朝鮮戦争の歴史

私は大学に提出した卒業論文が朝鮮半島の政治に関するものだったので、少しばかり朝鮮戦争の歴史を掘り下げて勉強したことがある。その中で重要だと思われるポイントを記すと。

  金日成は実際に韓国を攻撃するまで、毛沢東にいつ攻撃するかなどの情報をいっさいおしえなかった。

 毛沢東は台湾の方を先に攻撃したかったのだが、北朝鮮に韓国を攻撃することをやめさせる力は持たなかった。

 マッカーサーが反撃して北朝鮮軍が崩壊しそうになると、スターリンは金日成にロシアに脱出しろという指令を出している。もし中国が参戦しなかったらこの時点で統一朝鮮は可能であった。

 毛沢東は北朝鮮が崩壊することを黙って見過ごすことは出来なかった。周りの幹部が反対したにも関わらず彼は参戦を決定し、瀕死の北朝鮮を救ったのだった。しかしこの為に北朝鮮という悪魔の様な国家の生存を許してしまったのだった。
[PR]
by masaya1967.7 | 2006-07-14 10:01

北朝鮮

 今回の北朝鮮のミサイル発射で明確になったことは、結局中国は北朝鮮の命綱を握っているにも関わらずその影響力を使おうとはしないことだ。このままの状態ではたとえ6カ国協議が再開できたとしても有効な結果が得られるとも思えない。

 結局、北朝鮮が崩壊する為には中国の共産党政府が先に倒れなくてはならないのである。こんな簡単な結論を各国の指導者は考えないのだろうか。
[PR]
by masaya1967.7 | 2006-07-13 07:55