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ロシアとグルジア

 ロシアがグルジアから撤退するといいつつ、駐留し続けています。このニュースを聞いたときに最初に思い出したのが、義和団事件後にロシアが満州に駐留し続けたことでした。キッシンジャーの『外交』で次のように書いている箇所があります。

 「そこでゴンチャロフは巧妙にも、一方的保障(彼の定義によれば拘束力がない)と正式の双務協定という、前例のない区別を考えだした。これについて彼は次のとおり書き記している。「中央アジアに関する我々の見方、特に征服ないし併合の政策を推進することは無いとの我々の決意を、自発的かつ好意的に幾度となくイギリス政府に通報したことから、ロンドンの政府は、我々が本件にかんしてイギリス政府に対し決定的な約束ををしたとのと結論を引き出したかのようにみえる」いいかえればロシアは中央アジアにおいて行動の自由を保持することに固執し、その限度は自ら決め、自らが与えた保障にさえも拘束されないことを意味しているのである。」

 この文章は今回の事件にそっくり当てはまるように思える。ロシアは力の信奉者である。
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by masaya1967.7 | 2008-08-18 06:28

中西輝政の反省

 今月号の『諸君』で京都大学の中西輝政が反省文を書いています。彼はブッシュ大統領が「テロ支援国家指定解除」を決めたときに涙が出てきたそうです。なんとナイーブな。

 「あのパウエル演説でイラク戦争の大義を信じた私を含め、世界中の親米派は、今こそ自らの不明を恥じなければならないだろう」と中西氏は書いていますが、その時点で小林よしのりや西部邁はイラクに核兵器などないと断言していたから、彼らに詫びるのが筋であろう。

 そして「この大規模な国際秩序の構造転換の中で、日本が国家として存続できるかどうか。その大きなキーワードはやはり『自立』でなくてはならない」とまともな結論にたどりつくのです。

 私の記憶では、彼は日本の憲法改正に反対する吉田ドクトリンの主唱者として論壇に登場してきて、いつの間にか憲法改正有りの日米同盟絶対者となり、今回ようやく自立論者になったのでした。私は未だに彼の第1次イラク戦争に反対で第2次イラク戦争に賛成する理屈がわからない。

 第2次イラク戦争以降彼の論文を読むことは意識的に避けていたので、今回の反省文をみて今度からは少し読んでみようという気になったのでした。

 

 
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by masaya1967.7 | 2008-08-03 03:11

第2次福田内閣

 今回の組閣についてテレビ、新聞などでいろいろな評論をみかけたが、もっとも納得するのは上杉隆氏がしてきした「反小泉内閣」というものであろう。

 小泉元首相はどう考えているのだろうか。このまま福田内閣を支持するのであろうか。彼がこのまま黙って、なにもしなければ結局は彼の政治目的は竹下派支配の自民党から森派支配の自民党に変えただけの派閥政治家になってしまう。
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by masaya1967.7 | 2008-08-02 12:41