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亀井静香 The great statesman

 月刊誌『Will』に載っている亀井静香氏へのインタビューで私が気に入ったところを抜粋してみます。

 「今、日本は、先頭集団に立つことができる最良のチャンスが到来しているんだよ。なにせアメリカには金がない。アメリカがいくら、70兆、80兆円規模の財政出動をやるといってもその財源となる金がない。銀行を支援しなければならない。フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ、クライスラーといったデトロイト3も支援しなければならない。が、そのための金がない。
 結局、アメリカは日本の金をあてにするしかない。そして当然のように、日本の金をあてにしてくる。今までもそうだったが、アメリカは日本の金を否応無しにとっていく。否応無しに取られるならば、日本は先手を打つべきなんだよ。
 日本は100兆円くらい用意する。そしてオバマ大統領やサルコジ大統領を呼びつける。『これから来い。集まれ。』そこで日本が指揮をとり、世界の金融不安を解消し、世界経済を回復させる為に、日本が100兆円の資金を出してやると言えばいいだけだ。
 それをやれば世界から1周遅れでまわっていた日本が、一気に先頭に立つことができる。
 つまり重要なのは小さな経済の話ではなく、世界経済のてこ入れをすることだ。100年に一度の世界恐慌から脱出する大胆な政策を展開できる指揮官をやる。日本にしかできないはずだ。」

 亀井氏はこの為に日本の個人が持っている金融資産1500兆円の一部を使うといっているわけだ。

 この頃、新聞や国会中継などを見ても、アメリカにはいくら国債を買わされただのと気が滅入る報道が多かったのだが、それと比べてこの亀井案はどうだろう。この案に比べれば『産經新聞』が報道して、私も賛成したような「円建て米国債」の発行など何かちっぽけなものに思えてくる。やっぱり『戦術』よりも『戦略』の方がはるかに大事なことを実感しました。一警察官僚出身の亀井氏にこれほどの構想力があったとは思いもよりませんでした。

 この亀井静香氏のような政治家が小泉ポピュリズムの最大の犠牲者だったのは、民主主義というものがいかに危険と背中合わせなのかが良く理解できました。
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by masaya1967.7 | 2009-02-28 08:06

小沢一郎が米軍基地反対を言った訳

 引き続きこの問題にこだわってみたい。

 今月号の月刊誌『WILL』で政治評論家の森田実が小沢一郎について次のように語っています。

 「参院選が終わると同時に小沢氏は側近に米国政府の対日政策者と接近させた。小沢氏は米国政府の了承なしに政権をとることは困難だと知りすぎる程知っている。だから参院選が終わると直ちに米国政府の対日関係者と接触した。」

 これを見て森田氏は「小沢氏は従米主義・タカ派政治家としての本性をあらわした」と書いているのですが、では何故従米主義者である小沢氏がアメリカが嫌がることを百も承知でこのようなことを言ったのでしょう。この論理では今回の発言はつながりません。一方同じ『WILL』で国民新党の亀井静香氏のインタビューが載っていましたが、そこに全てが書いてありました。

 「日本はアメリカにおびえる必要はない。アメリカに金を貸している。さらに人質までいる。人質とは横田、沖縄、岩国の基地のことだ。日本が置いてくれと言った訳ではない。アメリカの極東軍事戦略上、必要だから日本に置かせてやっているのが実情だ。だからアメリカから見れば日本とは友好でありたい。日本が反米国家になったら困る。日本は生意気だと思っても、機嫌を取らざるを得ない。日本の保守というのは親米の名の下に服従していることで日米関係を良好にしてきた。米ソの冷戦の為アメリカから日本に金が出ていた。右翼の相当の部分がアメリカの金で活動していた。だから日本の保守とアメリカは対等な関係ではなかった。」

 小沢氏に知恵を付けていたのは国民新党の亀井静香氏だったのである。小沢一郎は本当に対等な日米同盟を考えているのである。さらに亀井氏は「民主党が勝てば、民主党、国民新党、社民党の連立政権になる」と予想し、そうなった場合に日本が無利子非課税国債を発行して日本にある個人の金融資産1500兆円を掘り起こして、オバマ大統領やサルコジ大統領を日本に呼びつけ日本が100兆円貸してあげれば良いという壮大な構想を語っている。

 私はこれまで日本が800兆円もの借金を抱え、これ以上借金はできないと勝手に思い込み、日本を救うには「構造改革」しかないものと思っていた。その考えが間違っていたのは廣宮 孝信(ひろみや よしのぶ)著『国債を刷れ!』を読んでからだった。「政府支出」が経済を拡大させる上で非常に大切なものと新たに認識した次第である。

 ところが、亀井静香氏や同じく国民新党の亀井久興 氏らは一貫して財政の拡大を主張してきた。さらに入札の経緯があまりにも不透明だったことが明らかになった郵政民営化もずっと反対していた。彼らが本当に日本の国益を考えている政治家だったのではなかったかと今では思っている。NHKの『日曜討論』などで国会運営などのことについては以前から国民新党が一番「筋」が通っていることを言っていると思っていたのだが、当時私の頭の中では「財政拡大=悪』だと思っていたのでなかなか国民新党を支持することができなかったのである。

 亀井静香氏はこのインタビューで「小沢一郎という政治家は人相も良くないし、性格も悪い。だけどここは、小沢さんしかいない。小沢さんにやらせるしか無いんだ」と語っていますが、私も亀井静香氏を顔で判断し「利権政治家」と思っていたことを反省します。これからも頑張ってください。

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by masaya1967.7 | 2009-02-27 14:21

自民の小沢批判

 毎日新聞

 在日米軍削減論を掲げた小沢一郎・民主党代表の発言をめぐって26日、政府・自民党から批判が相次いだ。麻生太郎首相は26日夜、首相官邸で記者団に対し、一般論と断りつつも「防衛に少なからぬ知識がある人は、そういう発言はされないんじゃないか」と強調。小沢発言を引き合いに、民主党の政権担当能力に疑問を投げ掛ける戦術に出た。

 小沢氏は25日、大阪市内で記者団に対し「米国のプレゼンスは必要だが、おおむね(米海軍横須賀基地に拠点を置く)第7艦隊の存在で十分だ。日本の防衛に関することは日本が責任を果たせばいい」と発言した。これに対し、河村建夫官房長官は26日の記者会見で「非現実的だ。政権交代を標ぼうする民主党代表の考えとしてはいかがか」と皮肉った。

 一方、自民党の町村信孝前官房長官も26日の町村派総会で「暴論以外の何物でもない」と厳しく批判。党内からは「日本の軍事増強でカバーする発想なら、共産党や社民党がよく一緒に行動している」(伊吹文明元幹事長)、「民主党はもう政権を取ったような気分で、言いたい放題言っている」(安倍晋三元首相)など、疑問を呈する声が続いた。
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 小沢一郎の提案に自民党が言いたい放題いっています。自民党は現状維持で日米同盟がうまくいくと思っているのでしょうか。沖縄での基地移転もうまくいっていないくせに。アメリカに対する依存心が強すぎます。自民党の結党の目的は憲法改正だったのですが、本当にやる気はあるのでしょうか。
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by masaya1967.7 | 2009-02-27 04:31

『核神話の返上』

 防衛システム研究所編纂『核神話の返上』という本を読みました。この本は複数の元自衛隊員によって書かれていますが、最近読んだ核兵器関連の本では最も充実している内容に仕上がっていると思います。各国が何故核を持つようになったかを『比較』の観点から論じ、また『歴史』的に考察しているところに好意を覚えます。そのなかで特に感銘を受けたところを書いてみたいと思います。

 著者は現在のアジアの状況を次のようにとらえています。

 「アジアにはロシアの中距離弾道ミサイルがそのまま残っており、中国は依然として核兵器と弾道ミサイルの近代化を進め、北朝鮮もその仲間に入ろうとしているからである。」

 その結果、これらの国から核攻撃を受けた時に本当にアメリカは日本を助けてくれるのだろうかという疑問がわいてくることになったのです。実はこれと似たようなことが冷戦中のヨーロッパでもおこりました。ソビエトがヨーロッパに対して中距離核ミサイルSS-20を1980年代に配備するようになったのですが、そのときヨーロッパでアメリカは本当に自国を犠牲にしてまでもヨーロッパを助けるだろうかという疑問が持ち上がったのです。

 「そもそもソ連がSS-20をヨーロッパに配備した背景には、ヨーロッパに局地的な戦争が起こったとしても、アメリカは自国からソ連に対して報復核攻撃を行うようなことはしないだろうという考えがあったと思われる。SS-20はしたがって、米欧を分断し、ヨーロッパだけを戦場としてアメリカの介入を阻止することを狙いとした核兵器であり、ヨーロッパをアメリカの核の傘から外すことが狙いだった。」

 これは当時、デカップリングなどと呼ばれていました。ここでヨーロッパが偉かったのは反核運動が盛り上がる中ヨーロッパの首脳達はSS-20と対等なミサイル(パーシング2など)を配備することを決定したのでした。この決定が後に中距離核の全廃条約に結びついていくのです。

 現在日本がロシアや中国(いずれは北朝鮮)からの中距離核によって狙われていることを考えれば、このヨーロッパの決定に学んでも良いのではないか。北朝鮮が6カ国協議を核軍縮の場にしようとほざいていますが、日本がアメリカの中距離核を持ち込むことによってアジアでもヨーロッパのようなINF全廃条約のようなものが達成される可能性があるのです。さらに重要なのは現在キッシンジャーが中心となって核軍縮を行おうとしていますが、その中心は戦略核にあって、それが減らされる分だけアメリカの日本に対する核の傘が減らされているという日本にとっては厄介な状態がせまっているのです。

 さて日本は非核3原則の「持ち込ませず」を変えるつもりはあるのでしょうか。さらにアメリカは日本の核持ち込み要請に応じてくれるのでしょうか。北朝鮮が核実験を行った時に先日クビになった中川大臣などが核の議論を行うべきだといったところ、ライス国務長官が日本に急に飛んできて火消しに躍起になったことは覚えていましたが、その時にブッシュ大統領は「日本の核武装は中国の懸念材料になる」といったそうです。

 結局、日本もアメリカもヨーロッパがとった行動を真似ることはないのでしょう。ここでは慰めにならないかもしれませんが単純な計算をしてみたいと思います。北朝鮮が核実験を行った年が2008年でした。ソビエトがヨーロッパに対してSS-20を配備しだしてヨーロッパが中距離核の悪夢におびえるようになったのが1980年初頭。これでアジア情勢はヨーロッパに対して28年時間差があるということになる。

 また、ソビエト連邦が発生した年が1922年で中国共産党が建国を宣言したのが1949年。これの時差が27年。そこでソビエト連邦が崩壊した年が1990年だから、ヨーロッパとアジアの歴史的時間差が27、8年とすると中国共産党の崩壊は2017、2018年頃と単純な帰納法で推測できることになる。それまで我慢するしかないのでしょう。

 
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by masaya1967.7 | 2009-02-26 06:57

小沢一郎

 今日の『産經新聞』で小沢一郎が次のように述べています。

 「米国もこの時代に前線に部隊を置いておく意味はあまり無い。軍事戦略的に米国の極東におけるプレゼンスは第7艦隊で十分だ」

 さらに

 「あとは日本が自らの安全保障と極東での役割をしっかり担っていくことで話がつくと思う」と述べています。

 この小沢氏の認識は私は正しいと思う。現在日米同盟の仮想敵は誰もが大声では言わないが中国なのである。しかし実際問題としてアメリカが中国と戦争するということは現在ありえない。クリントン国務長官が中国にいったが、人権問題さえ取り上げなかったのだから。その上に日本国内に大量に基地を置くというのはキッシンジャーのように日本が軍事大国になることを防ぐ為にあるといわれてもしかたないだろう。このような同盟関係が長く続くとは思えないのである。もし日米同盟を長く続けたかったら、この小沢案は検討に値すると思う。

 ところで小沢氏の日本の安全保障の中心に国連を据える構想はずーと一貫しているのだが(経済問題については全然一貫していない)、2点だけ疑問がある。一つ目はアメリカが国連に安全保障を全てにわたって委ねるということは全くないと言うこと。さらに小沢氏の国連中心主義で果たして日本兵は「国連」のために死ねるのであろうか。この問題が解決しなくては氏の国連中心主義はうまく機能しないであろう。

 
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by masaya1967.7 | 2009-02-25 08:02

『財政拡大』=『変態行為』?

 今、廣宮孝信著『国債を刷れ』を再読している途中なのですが、彼の説いていることは非常にオーソドックスである。日本は公的な債務が多額にのぼるが、それ以上に国民の資産が増えている。また輸入物価を省いた物価指数であるGDPデフレーターがマイナスであるから、今以上に国債を摺っても決してハイパー・インフレなどに陥ることは無い。さらに金融政策だけに頼った経済政策ではほとんど名目成長率の上昇はみこめない・・・などである。これらは全部廣宮氏が主張することは正しいことなのだけれど、ここ最近私は『財政拡大』=『悪』という公式が頭に定着していた。なぜこうなってしまったのかを自省しながら、過去の記憶をたどってみたい。

 日本でバブルがはじけて、政府は金融政策や財政政策を果敢にとったけれど、日本の90年代の成長率は1%そこそこだった。特に財政政策では国債を発行せざるを得ないわけで、こんだけ多量の国債を発行しても成長率が1%しかなかったから多くの国民が本当にこれでいいのだろうかと疑問を持ったわけである。小泉政権が始まる前に、借金が拡大しても国債を発行すべきだと説いてたのは、リチャード・クー氏や同僚の植草一秀氏の野村総研コンビで彼らはNHKの『日曜討論』や新聞紙面で「財政拡大」の重要性を訴えていたのである。

 ところが小泉政権になって「財政拡大」の重要性を訴えていた植草一秀氏が「痴漢」行為に及んだとして逮捕されてしまったのである。当時私は故片岡鉄哉氏のニューズ・レターを購読しており、片岡氏は植草氏の逮捕の向こうには小泉政権の影がちらほらしていると書かれていたのを今でも覚えている。私はそのような陰謀論を単純には信じなかったけれども、植草氏の「人格」と「議論」を無意識に結びつけてしまった。すなわち『財政拡大』=『痴漢行為』=『変態行為』=『悪』となりこれが『財政拡大』=『悪』と短縮されたのである。

 この前『産経新聞』でリチャード・クー氏の意見を久しぶりに紙面で読んだ。『小泉時代』もようやく終わったのである。このように考えると、植草氏の『痴漢』行為は日本の経済論壇をかなりゆがめてしまったと判断せざるを得ない。
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by masaya1967.7 | 2009-02-20 23:32

これからの米朝関係

 私はこれまで朝鮮半島が政治的に安定する為には、デタント(緊張緩和)しかないと思っていた。具体的に言えば、北朝鮮が核問題や拉致問題を解決して日・米と国交を結ぶのである。これで随分北東アジアは平和になるはずだと思っていたのだ。

 北朝鮮が核実験を行った後で、金正日はアメリカのブッシュ大統領に対してアメリカと仲良くしたいと変な書簡を送ったと『産經新聞』がスクープを出したことがある。これを見て私は金正日外交の意味がようやくわかったのである。ドン・オーバードファー著『2つのコリア』の中に、金日成の外交を描写した箇所がある。

 「1950年代半ば、ソ連と中国の間で共産主義の大分裂が起こると、金日成はそれにひどく悩ませながらも、中ソどうし角つきあわさせ自分の有利になるよう策した。61年7月、彼はモスクワに行き、ニキータ・フルシチョフに『友好協力相互援助条約』を結ぼうと説く。そして分裂の朝鮮半島でまた戦争が起きたら助けにきてほしいと懇願した。フルシチョフは金日成を反中国の仲間に引っ張ろうとしていた。合意ができると、金日成は中国に向かい中国指導者にモスクワと結んだ条約を示し、これに対応する条約をつくろうと持ちかける。中国指導者は応じ、朝ソ条約と同様の条約に署名したのである」26頁

 このように金日成は中国とソ連を競争させて国家の生き残りを計ったのであるが、息子の金正日は父と同じことを米・中の間でやろうとしているのだ。金正日がアメリカと仲良くしたいと訴えれば、中国は不安に思うだろう。そこで中国は北朝鮮に寛大な援助を与えるといった具合である。

 アメリカはヒラリー国務長官が小沢一郎にいったように北の核を完全に無くすことは無理だと思っている。アメリカがこのまま北朝鮮と国交を結ぶことになれば、金正日の戦略は完成するだろう。

 残念ながら日本が望むような拉致問題や核問題の解決は遠のいたと判断せざるを得ない。では日本はどのような戦略をとれば良いのだろうか。北朝鮮が中国とアメリカを競わせるといったへんてこなゲームに日本は全く参加する必要はない。ただ拉致問題と核問題が解決しなければ日朝国交正常化はないと言い続ければよいのである。
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by masaya1967.7 | 2009-02-19 00:09

北朝鮮の核を容認するアメリカ


 クリントン米国務長官が17日夜の小沢一郎民主党代表との会談で、北朝鮮の核問題について「すべてなくすことは難しいかもしれないが、ある程度は削減させることができる」との認識を示していたことが明らかになった。同席者によると、小沢氏が「北朝鮮が核カードを手放すとは思わない」と述べたのに対し、北朝鮮の非核化に向けた米国などの努力を説明する中で語った。
 米国をはじめ6カ国協議参加国は、北朝鮮に対して完全な核放棄を求めている。クリントン長官の発言は、北朝鮮の核保有を容認したとも受け取れるだけに、波紋を広げそうだ。

時事ドットコム:北の完全非核化は困難=米国務長官が小沢氏に

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 やはりアメリカは北朝鮮の核を全廃させる気はないらしい。日本は田母神氏の「ニュークリア・シェアリング」を提案するのが国家として最も合理的だと思うが、現在の日本政府には無理であろう。後はミサイル・ディフェンスだが、本当にこの最新兵器はテポドンを撃ち落とせるのだろうか。

つい3日前までヒラリー国務長官は「核放棄を国交正常化の前提にする」と述べていたわけで、この政策はたった3日間しかもたなかった。
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by masaya1967.7 | 2009-02-18 14:14

クリントン夫妻と日本の政権交代

 現在クリントン国務長官が日本に来ていますが、昔クリントン大統領が来日したことを思い出しました。クリントン大統領は宮沢政権の末期に日本にやってきて、宮沢首相と会うことよりも熱心に野党各党と面談して、日本での政権交代を勝手に盛り上げたのでした。この「内政干渉」ぎみの行動はアメリカの深い考えのもとで行われているのかと思われてしまいましたが、全然そのようなことはありませんでした。というのもクリントン政権は後にできた細川連立政権ともろに貿易問題などでぶつかっているからです。そのこともあって細川政権は短命に終わりました。結局クリントン大統領はアメリカの国益の為に日本の政治を「おもちゃ」のように扱ったのでした。

 小沢一郎がクリントン国務長官と会うことを躊躇したのも、このことが関係あるかもしれません。彼も細川政権が短命に終わって、村山政権に道を開いたことを後悔しているでしょう。彼の心の中では「お願いだから、今度は邪魔しないでね」という気持ちだと推察します。
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by masaya1967.7 | 2009-02-17 14:47

北朝鮮の核


【北京・西岡省二】クリントン米国務長官は13日、北朝鮮の核兵器計画放棄を条件に平和条約締結に取り組む意向を示したが、北朝鮮は核を保有したまま米国との関係正常化を果たす考えを強調し、オバマ米政権に柔軟姿勢を求めてきた。クリントン氏がブッシュ前政権と同様、完全・検証可能な核放棄を関係正常化の前提としたことに、失望感を抱いている可能性がある。

 北朝鮮はオバマ政権発足前、外務省報道官談話などで「関係正常化しても、米国の核の脅威が少しでも残っている限り、我々の核保有の地位は変わらない」と主張。核保有国として米国と対等に軍縮会議を開き、ともに核放棄してこそ朝鮮半島全体を検証した形で非核化できるとの立場を重ねて強調してきた。

 6カ国協議の次期米首席代表に就任するとみられるボスワース元駐韓大使らが今月上旬に訪朝した際も、北朝鮮首席代表の金桂冠(キムゲグァン)外務次官は核保有国である点を強調。「オバマ政権と直接対話したい」「6カ国協議は望まないが、米国との対話に必要ならできる」などと述べたという。

 北朝鮮政権に近い関係者は「(北)朝鮮ではオバマ政権への期待感が高まっていたが、今回の(国務長官)発言で熱が冷めるかもしれない」と指摘している。

 北朝鮮「核放棄条件」に失望か - 毎日jp(毎日新聞)
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 東京大学の姜尚中教授は『朝まで生テレビ』などでたびたび「アメリカが米朝国交正常化を行えば北朝鮮は核放棄する」と述べていた。この記事を見る限り、それが全くのでたらめであったことがわかる。北朝鮮に核を放棄する気などは全くないのだ。

 クリントン国務長官が「核兵器放棄を条件に国交正常化を果たす」ことに問題はないが、願わくばこの条件が最後まで維持されることを望む。
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by masaya1967.7 | 2009-02-16 01:24