中国が北朝鮮の核を取り除くことに真剣にならない理由は次のようなメカニズムが働いているのではないか。
1 北朝鮮の核武装が日本の核武装を誘発することを中国が内心恐れていることはキッシンジャーのいうとおり間違いないだろう。そこで日本の政府当局者が日本の核保有議論を行うことは中国を北朝鮮問題に真剣に取り組ませる契機になるであろう。 2 ところが日本の核論議に敏感に反応したのは中国ではなくアメリカであった。ライス国務長官が日本に飛んできて大声で日本の安全保障をfull range, full rangeで行うと言明して帰ってしまった。 3 そんなわけで中国の心配の種をアメリカが除去してしまったのだから、中国が北朝鮮に対して真剣に行動する訳が無いのである。 このようなメカニズムが働いていく限り北朝鮮の核問題はずるずる続いていくのである。
by masaya1967.7
| 2007-01-03 22:49
| 国際政治
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