『日米同盟の正体』という本を書いた元外務官僚の孫崎享氏によれば、本来日米安全保障関係の取引は、「米国は日本に基地を持つ、日本が米国側の陣営につく、日本に攻撃的兵器を持たせないこととのひきかえに米国は日本を守るという取引である」という。 ところが現在の日米関係は「日本に新たな役割分担は求める、日本が国際舞台で危険の負担を行うことを求める、しかし日本防衛に関しては日本独自の抑止力はもたせない」方針のもとで決められているという。この論理からオバマ政権は日本にアフガンへの派兵を求めてくるだろうと予想している。 しかし孫崎氏はこの論理はおかしいとアメリカを批判している。本来なら「われわれ米国には国際的任務が増えている、したがって日本は自分のことはまず自分で守ってくれ、われわれは余裕のでた力を他に振り向けるという論理であろう」と。 私は孫崎氏の主張は正論に聞こえる。しかしどうも現在の麻生政権はこの倒錯したアメリカの論理に従っているようにみえる。 ■
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by masaya1967.7
| 2009-03-24 20:57
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